ブログ

“伝えた” と “伝わった”

“伝えた” と “伝わった”

中小企業・小規模企業振興基本条例が私の住む町の3月の定例議会で可決されました。この条例には、検討委員として原案作成に関わらせていただきました。 年度末の定例議会ということもあっていつもより議案の数も多く、合計38本の議案の中に予算関係が多いのは言うまでもありませんが条例関係も15本もありました。 その中には、自宅のすぐ近くに新たに作られた公園に関するものなど、住民にとってかなり身近なものも含まれているのには、「こんなことも条例で定めるんだぁ」と驚きました。 でも、ほとんどの住民はそんな条例の存在自体知らないでしょう。 役場としてはホームページや広報に掲載することで周知は行ったと考えるのでしょう。行政としては致し方のないことかもしれませんが、「伝えた」のか「伝わる」ようにしたのかは問いたいところです。 役場から住民への連絡手段として防災無線もあります。(掲載した写真のようなもの) 役場からのお知らせを防災無線を使って放送する際、普通にしゃべり続けてしまうと、こだまして返ってきた声と今しゃべっている声がごちゃまぜになってしまい何を言ってるかわりません。 この点について酒の席でしたが、副町長に「ゆっくりと、細かく区切りながら、 こだまが収まるのを待って話さないと 何言ってるかわからないよ。」と小言を言ったことがあります。 こだわりたいのは、 「伝えた」のか 「伝わった」のか 「伝えた」は、相手に届いたのかどうかは関係ありません。 先の防災無線で例えるなら、放送したかどうか。住民が聞き取れたかどうかは関係がありません。 「伝わった」は、相手に届いて、こちらが意図したこともわかってもらえたかどうか。 先の防災無線で例えるなら、住民がちゃんと聞き取れるように放送してお知らせしたい内容を住民が理解できたかどうか。だから、使用する表現や説明する順番も重要になってきます。 あなたのコミュニケーションは伝えただけになっていませんか?相手に伝わっていますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/

宇賀神邦彦

宇賀神邦彦

沖縄に来て、私がまだ会社員だったときのことです。 受付から内線で「牧野さん、自衛隊の人が来てます。 お願いできますか?」との連絡。 なぜ自衛隊だと私なのか?不思議でしょ。 この当時、社内で誰も対応できないもの(対応したくないもの?)は、私に回されたんです。 他にも、 「電気保安協会から監査に来るって お知らせが来たんですけど どうしたらいいですか?」 といったものや 「取引先の部長さんに大学4年生の娘さん がいて、まだ就職先の内定が一つも もらえてないそうなんです。 いま、課長さんがご本人を連れて 来社されていて、面接してほしいって いうんですよ。 牧野さん、その娘さんと 今から採用面接してもらえませんか?」 なんてものもあれば、 「半年以上の間、入金のない売掛先がある んですけど、どうしたらいいですか?」 ってのもありました。回収しようにもできそうもないので、予防策づくりに力を入れましたが。 こんなのは序の口で、 「取引先から法的手段に訴える って手紙が来てるんですけど」 とか。これは、内容証明郵便ではなかったので経緯を確認して、必要になりそうな材料を用意してから顧問弁護士さんに相談。向こうの弁護士さんと話をしてもらったところ、先方が矛を収めてもらえました。 これとは別に、「法的手段に訴えるぞ」と書かれた内容証明郵便が私の机の上に置かれたときは、裁判で決着つけるしかありませんでした。裁判、私がやりましたよ。 また、経営陣からも 「顧問会計士の先生が、 『お前らじゃ話にならないから  とにかく牧野を出せ』 って言ってるから、行ってきてくれ」 って依頼もありました。こっちは子会社の整理と清算のスキームと手続きについてでした。 景山民夫のハードボイルド小説「トラブル・バスター」の主人公宇賀神邦彦みたい、っていうのはカッコよすぎますね。髪の薄さは似てますが... あっ。 話がかなり脇道にそれてしまいました。 そうそう、自衛隊の方が来社した件でしたよね。 たしか「沖縄地方協力本部」の方だったと思いますが、定年退職者を受け入れできないか、というご相談でした。 このメルマガの読者さんから、スーパー即戦力に出会うにはどうすればいいのか、というご質問を受けていたんですよ。 ※スーパー即戦力については▼ スーパー即戦力▼ スーパー即戦力2を参照。 自衛隊の地方協力本部は、自衛隊の受験、見学、質問、相談等の窓口ということになっていますが、ホームページを見ると、定年退職者の人材情報も扱っています。 各都道府県に置かれているので、気になる方はお問い合わせを。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/

いちばん勇敢な言葉

いちばん勇敢な言葉

3月も最終週になりました。年度末が近づいている社長さんも多いことでしょう。 世界で100万部以上売れている絵本。「ぼく モグラ キツネ 馬」 読まれた方はいますか? 以前に読んで、付箋を貼っておいたところをちょっと読み返してみました。 その中の一節が ”いままでにあなたがいったなかで、いちばんゆうかんなことばは?”ぼくがたずねると、馬はこたえた。”たすけて” なんです。 コロナ禍でピンチに陥っている仲間の経営者さんについて、知人のある社長さんが言ってました。 「知ってたらもちろん 力になってやろうと思うけど、 助けてって言ってくれなきゃ、 わからないんだよな。」 言わなきゃわかってもらえない。 でも、助けを求めるのは気が引ける。それに、プライドもある。 あなたなら、どうしますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/

どんなに変化する世の中でも

どんなに変化する世の中でも

世の中は刻々と変化し、個人の力でどうすることもできない場合もある。だが、どんなに変化する世の中でも、自分から落伍してはだめだ。平塚常次郎(日魯漁業(現マルハニチロ)創業者) この2年で世の中は大きく変わりましたよね。 人の行動が変わりました。考え方も変わったことでしょう。だとしたら価値観も変化したでしょう。 やっとそこに追いつけたと思ったら、今度は資源やエネルギーの不足によるスタフレーションが懸念されています。 科学の力で人間とCOVID19との折り合いがつけば、また世の中は変わるでしょう。 変化のサイクルが短くなり、振れ幅が大きくなっていると感じます。 それでも、変化への対応を諦めるわけにはいきませんよね。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/

スーパー即戦力2

スーパー即戦力2

前回の続きです。 倉庫に入ってみると、大きなボードがあり、どの商品が何番の棚にあるのかわかりやすく一覧にされていました。 通路を歩いていくと、各棚の通路側の端にもボードがあって、(ボードといってもダンボールですが…)何列目の何段目にはどの商品があるかわかるようになっています。 そのボードに従って棚を見に行くと、列番と段数が書かれたシールが棚板ごとに貼られているので(シールといってもガムテープですが…)目的の商品をすぐに見つけられました。 「所長、すごいですね!」私は思わず大声で叫んでしまいました。 所長によれば、最近採用した人が、倉庫を見て「これはイカン」と倉庫の整理を自分から買って出てくれたそうなんです。 そうしたら、たった一人でまたたく間に管理の行き届いた倉庫に生まれ変わらせたそうなんです。 その人というのが、自衛隊を定年退職したばかりの人だったんです。 自衛隊ではロジスティクスを任務にしていたとのこと。なるほど、倉庫管理はお手のモノ。 フォークリフトも巧みに操るし、体は鍛えられているので、リフトが使えない場所にある棚へでも重たい商品をひょいひょいと運んで納めてしまいます。 朝礼などでは、「一度持ち出した商品を返すときは ちゃんと元あった場所へ返して下さい。 昨日、違う場所へ戻された商品が 2つありました。」と注意するなど、ルールの徹底管理も怠りなし。 こうした管理ルールは、しばらくすると緩んでしまい、元のようなずさんな管理に戻ってしまうことがよくあります。始めることよりも維持することの方が難しくかつ重要です。 その点、規律を重んじる自衛隊出身の方にお任せできれば、スタート時点と同じ状態が維持され、改善さえ進んでいきます。 どうです?まさにスーパー即戦力でしょ。頼りになりますよ。 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/