2022.04.01
“伝えた” と “伝わった”
中小企業・小規模企業振興基本条例が私の住む町の3月の定例議会で可決されました。この条例には、検討委員として原案作成に関わらせていただきました。 年度末の定例議会ということもあっていつもより議案の数も多く、合計38本の議案の中に予算関係が多いのは言うまでもありませんが条例関係も15本もありました。 その中には、自宅のすぐ近くに新たに作られた公園に関するものなど、住民にとってかなり身近なものも含まれているのには、「こんなことも条例で定めるんだぁ」と驚きました。 でも、ほとんどの住民はそんな条例の存在自体知らないでしょう。 役場としてはホームページや広報に掲載することで周知は行ったと考えるのでしょう。行政としては致し方のないことかもしれませんが、「伝えた」のか「伝わる」ようにしたのかは問いたいところです。 役場から住民への連絡手段として防災無線もあります。(掲載した写真のようなもの) 役場からのお知らせを防災無線を使って放送する際、普通にしゃべり続けてしまうと、こだまして返ってきた声と今しゃべっている声がごちゃまぜになってしまい何を言ってるかわりません。 この点について酒の席でしたが、副町長に「ゆっくりと、細かく区切りながら、 こだまが収まるのを待って話さないと 何言ってるかわからないよ。」と小言を言ったことがあります。 こだわりたいのは、 「伝えた」のか 「伝わった」のか 「伝えた」は、相手に届いたのかどうかは関係ありません。 先の防災無線で例えるなら、放送したかどうか。住民が聞き取れたかどうかは関係がありません。 「伝わった」は、相手に届いて、こちらが意図したこともわかってもらえたかどうか。 先の防災無線で例えるなら、住民がちゃんと聞き取れるように放送してお知らせしたい内容を住民が理解できたかどうか。だから、使用する表現や説明する順番も重要になってきます。 あなたのコミュニケーションは伝えただけになっていませんか?相手に伝わっていますか? 牧野でした。最後までお読みいただきありがとうございます。 【メルマガ】をご登録ください。小さな会社の社長のためのメールマガジン「 あなたの経営にちょっとプラス」▼ こちらから登録https://banso-sha.jp/news/mag/■ プロフィールhttps://banso-sha.jp/blog/bansosha/■ お客様の声https://banso-sha.jp/voice/ ■ インタビューhttps://youtu.be/ejn7a9CuJkE ■ お問い合わせhttps://banso-sha.jp/contact/