2021.09.17
意思は技術を凌駕する
ミャンマー、アフガニスタンと武力で国が制圧されようとしています。 ミャンマーではついに、武器を手にして軍に抵抗しようとする市民が出てきたようで、内戦になってしまうのではと危惧しています。 今日のメルマガは、武力を称えるものではないということをお断りしておきます。 2012年に書き留めたメモから。 戦争を仕事にしている人たちがいます。外国人兵士として、戦うことで報酬を得る傭兵とわれる人たちです。 1988年から2007年まで、アフガニスタン、ビルマ(現ミャンマー)、ボスニアなど世界各地の最前線で戦闘に携わってきた高部正樹さん。 彼が19年間、戦場の最前線を生きてきた実感は 最後に生死を分けるのは人間の意志 だそうです。 最前線にいる兵士はみな十分な戦闘訓練を受けているプロ。仮に技術が同じだとしたら、そこで勝敗を決するのは心。相手を圧倒する気迫がなければ生き残ることはできない、というのが彼の結論です。 彼の信条の一つが 意思は技術を凌駕する という言葉。 彼は言います。 最前線だけでなく、人生のあらゆる戦いの場で最も重要なのは、その人間の意志なのです。何かをやろうとする時、まず為すべきことは技術を磨くことではなく、自分の意志を固めることだと思います。 何かを始めようとするとき人はまず、知識や技術を身につけようとしがちです。 でもその前に「やる」という意思を固めること。 若くても「スゴイなぁ」と尊敬してしまう経営者さんはこのような「覚悟」を持っている方が多いと私も感じています。 あなたの意思は固まっていますか?