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なぜその事業をするのか?

なぜその事業をするのか?

沖縄に住み始めてからの長年の知人が県内で介護福祉士をしています。 その人はこれまで家族経営の小さな介護施設から北海道の建設会社が経営する施設、大きな企業グループの施設など勤務先が変わりました。 ときどき仕事のグチなんかも聞いたりするのですが、勤務先によってグチの質が変わることに気づきました。 先日、zoomのブレイクアウトルームでご一緒した方々が、偶然にも介護関係の経営者の方々でした。 みなさん、熱心にどうやって介護の質を上げるか。職員の待遇をいかに改善するか。を熱心に話されていました。 その中のおひとりが、「小さな施設が協力し合うことで 内地の資本や大手グループに 経営で負けないようにしたい。 そんなネットワークを作りたい」とおっしゃっいました。 このとき、知人のグチの質の変化の理由を私なりに理解したんです。それは、 「その施設の経営者が なぜ介護事業をするのか」 という問いに対する答えの違いじゃないかと。 知人のグチが、 仕事の忙しさ、勤務の激しさといったものと 利用者さんに対する介護の姿勢といった質の違いがあったんです。 だから、  介護という仕事をしたいという思いから 介護施設を経営しているのか、 と  介護という仕事に ビジネスチャンスがあるから 参入しているのか の違いではないかと。 あなたはなぜ、今の事業をしていますか?

リーダーシップとカリスマ性

リーダーシップとカリスマ性

東京オリンピックが続いています。先日は、澤穂希さん、上野由岐子さんの「背中」について書きました。 サッカーやソフトボールのように団体競技にはキャプテンが必要です。チームをまとめるリーダーです。女子ソフトボールのキャプテンは誰だったでしょう?上野由岐子さん?いいえ違います。女子ソフトボールのキャプテンは山田恵里選手です。上野選手のように背中で引っ張るとかマスコミに取り上げられるような華やかさもない。 リーダーシップってなんでしょう? ドラッカーは言います。 リーダーシップは重要である。しかしそれは、今日、リーダーシップと名付けられて喧伝されているものとはいささか異なる。それは、いわゆる「リーダーの資質」などとは、ほとんど関係がない。「カリスマ性」とはもっと関係がない。それは、神秘的なものではない。平凡で退屈なものである。「未来企業」 またこうも言っています。 リーダーシップとは、人を引きつける資質ではない。そのようなものは煽動的資質にすぎない。リーダーシップとは、仲間をつくり人に影響を与えることでもない。そのようなものはセールスマンシップにすぎない。「現代の経営」 私たちが「リーダーシップ」という言葉に抱くイメージとは違いますね。 カリスマ性とか人を惹きつける何かが必要ないのであれば、私たちフツーの人にもリーダーができるんじゃないでしょうか。 ではドラッカーのいうリーダーシップとは何なのか。またこんどお話しますね。

スマホを覗いて何する人ぞ。

スマホを覗いて何する人ぞ。

沖縄に住んで初めての経験なのですが、車にしばらく乗らないと車内がびっしりカビちゃったりするんですね!奥さんの車、カビが生えちゃいました。キレイに掃除しても数日乗らないとまたカビが生える。「中をキレイに洗うしかないな」と車内をクリーニングしてくれる業者さんを探すことになります。このとき、いまでは多くの人が、スマホで検索すると思います。ウチの奥さんもスマホ見てました。友人・知人に聞いてみたりもしますが、聞いた会社の名前でスマホを検索するのが現代の日常だと思います。 では、検索して、何を見てるんでしょう? そもそも、ホームページ、ある?(いまどきホームページないとね)どんなホームページ?(いい感じじゃん)どんな会社・お店?(外観も中も雰囲気良さそう)社長は、スタッフは、どんな人たち?(こういう人たちがやってくれるんだ)どんな商品・サービス?(フンフン、なるほど)他の会社と何が違う?(そういうところにこだわってるんだ)価格は?(それならこの価格でもいいね)問い合わせ先は?(電話で問い合わせればいいのね) といった感じで検討していって、「じゃあ電話してみよ」ってなると思います。 みなさんもそうじゃないですか? ウチの奥さんもそんな感じでどこに電話するか決めてました。 となれば、こうしたことにきちんと応えるホームページにすればいいわけですよね。 あなたの会社のホームページはどうですか?

あの背中

あの背中

東京オリンピックがついに始まりましたね。 東京オリンピックでは、ソフトボールが北京オリンピック以来13年ぶりにオリンピック種目となりました。 北京オリンピックでは日本が悲願の金メダル。その時の大黒柱が上野由岐子選手。13年の時を経て、東京オリンピックでも再び大黒柱として日本チームを率います。 第2戦目で39歳の誕生日を迎えた上野投手。北京のときのようなダイナミックな投球は影を潜めましたが、安定感のある巧みな投球術で相手バッターを翻弄します。 宇津木麗華監督によれば、上野選手はもう成長の余地がないほど完成された投手なんだそうです。 では、日本代表チームの他の選手たちは上野選手のどこがすごいと思っているのでしょうか。 スポーツライターの二宮清純さんの取材によれば、 あの背中がすごいんです って答えるんだそうです。 コントロールがどうとか、変化球がこうとか、選手としての技量のことじゃなく  背中 ですよ。 2011年のサッカー女子ワールドカップを制したなでしこジャパン。当時キャプテンの澤穂希さんが決勝戦の前にチームメイトたちにかけた言葉 苦しくなったら私の背中を見なさい を思い出します。 大黒柱のすごい選手って、ただそこにいるだけでチームに安心感を与えるんですね。 あなたの背中は、社員さんに対して何を語りかけていますか?

脳に適切な回路を作る

脳に適切な回路を作る

先週はチコちゃんに叱られませんでしたか?私、ボッーと生きてました。 特に驚いたのが、運動神経。 運動神経には個人差はなく、その良し悪しに才能は関係ないのだとか。 運動神経とは、脳と筋肉をつなぐ神経そのもの。 運動神経がいい人というのは、脳の中に適切な神経回路が作れている人のことをいうんだそうです。 だから誰にも身につけられる。 なるほど。 運動神経を良くするコツは (1) 適切な回路を知ること (2) 適切な回路を何度も使うことの2つ。 だから、トップアスリートはいいときの動きを何度も何度も繰り返して練習するんですね。 これ、なんだか経営にも当てはまりそうじゃないですか? 経営センスに良し悪しはなく (1) 適切な思考回路を知り、 (2) 適切な思考回路を何度も使うってことかなと。 なんだかできそう!って勇気が湧いてきません?