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朝令暮改、してみませんか?

朝令暮改、してみませんか?

先月、宇宙飛行士の野口聡一さんが国際宇宙ステーションでのミッションを終えて帰還したニュースはみなさんの記憶に新しいですよね。 野口さんを宇宙ステーションへ送り届けたのも、帰還させたのも、民間企業の商業サービスです。ご存知のとおり、イーロン・マスクさんが率いるスペースX社ですね。 このスペースX社が開発する宇宙船で2023年に月へ行く契約をしたのが、ZOZOの商業者 前澤友作さん。 ちょっと話が古くて恐縮ですが、前澤友作さんがまだZOZOの社長の時代のことを思い出しました。 2018にZOZOTOWNがリリースしたサービス・ZOZOおまかせ定期便・ZOZOARIGATOメンバーシップを覚えてますか? ZOZOおまかせ定期便は、ZOZOのスタッフがスタイリングしたコーディネート商品を定期的に5~10点送るサービスとして2018年2月にスタート。ところが、既存会員を取り込めず、11ヶ月後の2019年4月にサービスを終了しました。 ZOZOARIGATOメンバーシップは、ZOZOTOWNの商品が10%割引で購入できるという有料サービス。2018年12月のスタート直後から出店者側の離反を招き、わずか4ヶ月後の2019年5月末日でサービス終了となりました。 どちらも、マスコミでは否定的な印象を視聴者・読者に持たせる報道のされ方でした。 でも、11ヶ月と4ヶ月という1年もしないうちに大々的に発表したサービスを打ち切ってしまう、決断の速さと評価もできます。 大企業だったら、予算をかけて周到に準備してはじめた以上、社内的にも引っ込みがつかず、ズルズルと傷口を広げたんじゃないでしょうか。 間違えたと思ったら、取り返しがつかない痛手を被る前にサッサとやめる。オーナー経営者の強みとも言えますね。 この決断のサイクルをどんどん早めていって、朝出した指示を夕方の状況を見て撤回なんてこともありえます。 まさに、朝令暮改ですね。 ただ、この朝令暮改をするには注意点があります。 それはまたの機会に。 メルマガの登録はこちらから。 https://youtu.be/ejn7a9CuJkE

努力すれば報われる?そうじゃないだろ。

努力すれば報われる?そうじゃないだろ。

ロジカルシンキングのオンラインセミナー。先週、おかげさまで満席のご参加をいただき開催しました。ありがとうございます。受講された皆様にはご満足いただけたようで、過分なご評価をいただいております。この場をお借りしまして御礼申し上げます。 このロジカルシンキングのセミナーは、7月もオンラインで開催する予定です。準備が整いましたらご案内させていただきます。 先週金曜日もチコちゃんに叱られてました。 チコちゃんが最近心に残ったのが、リオネル・メッシのこの言葉だそうです。 努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ。 過去6回のバロンドール最多受領歴を持つ選手に言われてしまうと、ぐうの音も出ませんよね。 メッシのこの言葉に似ているようでいて、私にとって受け入れやすいのが、これです。 努力した者が全て報われるとは限らん。しかし!成功した者は皆すべからく努力しておる!! 鴨川ボクシングジム会長 鴨川源二さんの言葉です。 メッシの言葉は、いつまで努力すればいいのかわからなくて気が遠くなる気がしません。 でも、鴨川会長の言葉は、努力しなければいけないことだけは納得させてくれます。 私にとっては鴨川会長の言葉のほうがストンと来るんです。いつまで努力を続けるのかわからないのはメッシと同じなんですけどね。 メッシはこうも語っています。 僕は生まれながらの天才ではない。努力の人間なんだ。 天才と思われる人が実は努力の人、というのはイチローも同じですね。 鴨川会長が誰だかわからない?講談社コミックス「はじめの一歩」第42巻をお読みください。牧野が涙を流しながら読むコミックスです。 メルマガの登録はこちらから。 私のインタビュー動画、ご覧になりました? https://youtu.be/ejn7a9CuJkE

習慣が変わると性格が・・・

習慣が変わると性格が・・・

今週は未だメルマガ・ブログを出してませんでしたね。ちょっと忙しくて、ついついかまけていました。「もう今週は休んじゃおうか」なんていう悪魔のささやきも。 そんなとき、マザー・テレサのこんな言葉があるので、今週サボるのを踏みとどまりました。 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 これまで毎週、メルマガ・ブログを書くことで、それが習慣になっていました。 書くのを今週休みにしてしまうと、このままダラダラと習慣も変わってしまうかも? 習慣が悪い方に変わると、性格も悪い方に変わってしまう? ヤダヤダっ! メールマガジンの登録はこちら 私のインタビュー動画、ご覧になりました? https://youtu.be/ejn7a9CuJkE

タフさに隠された脆さ

タフさに隠された脆さ

プロテニス選手大坂なおみさんの「うつの症状に悩まされていた」という告白に驚いた人は多いと思います。メンタル的にタフでなければ勝ち上がることができないのがプロアスリート、と私たちは思いがちです。でも、大坂さんの告白に対して数多くのアスリートから共感の声が寄せられています。元陸上選手の為末大さんは「心身ともに強靭なイメージがあるアスリートですが、実際には日常的に強い重圧に晒されおり精神的に不安定です。」と日本経済新聞電子版でコメントしています。 コンサルティング会社時代、新規参入した他社が進めるプロジェクトから救援要請を受けて、地方のプロジェクトに入ったことがあります。なかなか厳しいお客さんを相手に新規参入したために、経験の少なさからプロジェクトが行き詰まっているとのことでした。 レスキューに入る我々も、プロジェクトに向けられるお客さんからの視線と、他社の既存メンバーからの「お前ら何しにきとんねん?」という2つの厳しい視線にさらされ、非常に高いプレッシャーとストレスを受け続けます。しかも、昼間はプロジェクトに入って現状を調査し、深夜に集まってミーティングを行い「じゃあこの点について明日の朝までに」なんて感じの連日のハードスケジュール。 私なんて「ひひぃ〜」って感じで音を上げる寸前。 こういうレスキュー的なミッションですから、メンバーの中には若手のエース級が何人もいました。困難な状況にもひるまずガンガン突入していく彼らを見ていて「タフだなぁ」と10歳ほど年下の彼らに尊敬の念すら抱いていました。 また、彼らは身内にも厳しく「牧野さん、ここをちゃんと押さえといてもらわなきゃ困りますよ」とか「牧野さん、あそこでヘタ打ったでしょ。マジむかつきました。」なんて言われて、ひえぇぇ。 このプロジェクトを終えて数年後、彼らと久しぶりに再開したときに「君たち、あのときタフだったよねぇ。オレ、尊敬してたもん」なんて話をしたら、彼らから驚く答えが。 「牧野さん、オレたちだってあんとき精神的に壊れるんじゃないかってくらいの状態だったんですよ」 高いプレッシャーとストレスに晒され続けるというのは、タフなように見える人たちでも私たちと同じようにシンドイんだということをこのとき知りました。(「タフな人」という印象を持たれていた優秀な人たちが、心の不調で最前線を離脱するのも見ています) このとき、私たちがどうやってこの困難な状況を乗り切っていったかというと... 状況を客観的に分析して、論理的(ロジカル)に考えて出した解決策を、論理的(ロジカル)に説明する。そしてその解決策を自分たちがリードしながら論理に従って(ロジカルに)実行する。これをお客様と他社の既存メンバーに対して地道に繰り返して両者からの信頼を勝ち取りました。 感情が先走る状況では、その感情に理解を示しつつも、論理的(ロジカル)に迫る。これです。 順調にお申し込みをいただいている論理的思考(ロジカルシンキング)のセミナーは、10日開催分を昨日締め切りました。17日(木)開催分はまだお席がございます。お申し込みはお早めに。 正しく経営判断ができる3つのスキル!セミナー

間違うことは全然悪いことじゃない。■■■のほうがよっぽど良くない。

間違うことは全然悪いことじゃない。■■■のほうがよっぽど良くない。

先々週でしたでしょうか、情熱大陸に登場したタツナミシュウイチさん。Minecraft っていうゲーム自体を知らなかったし、そこに建築家(=プロ)がいることにも驚きました。私が知らなかった世界です。 Minecraftは子供のプログラミング教育に利用されており、その講師として学校に招かれたりもしています。 授業の中で思ったとおりにプログラムを動かすことができなかった子供たちに対して、タツナミシュウイチさんはこんなふうに語りかけます。 間違うってことは全然いいことなんです。むしろ間違いが起こらないことの方が怖いです。プログラミングにおいては。あのね。なかなかそうは上手く行かない。基本的にはエラーが必ず出ます。99.9%エラーが出ます。ただ、そこで大事なことは、エラーが出たときにどこが間違ってるのか見つけることのほうがよっぽど大事なんです。間違うことは全然悪いことじゃない。むしろ、間違ったことを見つけられないことの方がよっぽど、良くない。 あっ、わかります、わかります。プログラマー駆け出しの頃、センパイからよく言われました。 プログラムはお前の思ったとおりに動くんじゃない。お前が書いたプログラムのとおりに動くんだ。早く間違いを見つけろ。 私の経験はおいとくとして、そのあとに続けたタツナミシュウイチさんの言葉がすごいです。 なので、みんなは、どんどん間違えてもらって、どんどん間違いをみつけること、探ること、そしてそれを直すことっていうのをやってもらいたいなと思います。 ビジネスにも通じませんか? コロナの収束時期はまだはっきりとはわかりませんし、収束後の経済がどのようになっているのかなんてもっとわかりません。ならば、 どんどん試して、 どんどん間違いをみつけて、探って どんどん直すことが中小企業が生き残る道なんだろうなと。 「間違いを見つけられないことの方がよっぽど、良くない。」 間違いを見つけるには論理的な思考が近道です。経営者に必須の基礎スキル ロジカルシンキングセミナー メールマガジンの登録はこちら 私のインタビュー動画、ご覧になりました? https://youtu.be/ejn7a9CuJkE