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ロイヤルティーとコスト

ロイヤルティーとコスト

昨日、株式会社琉球オフィスサービス(藤本和之社長、沖縄県浦添市)さんが開催した株式会社Payke 古田CEOと比嘉取締役のトークセッションに行ってきました。 席につくと、各席にミネラルウォーター、スタバのドリップコーヒー、チョコレートケーキとスコーン、が置かれていてびっくり! 無料のセミナーですよ!会場のキャパとしては200人ぐらいでほぼ満席!自社のお客さん以外の方も招いているのに! ある女性がこう表現していました。 お水 → 満足 スタバ → 感動 ケーキ → 衝撃 こりゃ、ファンになりますね(^^)と。 はい、私もファンになっちゃいました。 Paykeのお二人のトークセッションも素晴らしい内容でした。そのお二人を呼べてしまう藤本社長もすごい。 セミナーの内容とおもてなしで、参加者のかなりの方々が琉球オフィスサービスさんのファンになったことでしょう。 セミナーの運営は一切を社員さんに任せ、冒頭の主催者挨拶も含め、藤本社長は一切出ずに裏方に徹する。このあたりもニクイ。 琉球オフィスサービスさんでは、フリーランチと称して社員さんのお昼を会社が負担しています。 でも、藤本社長によれば「ひと月あたりのコストは経営全体から考えれば大きなものではく、様々なメリットを考えれば安い」とのことです。 で、昨日のセミナーの一人あたりのおもてなしにかかる費用をざっくり計算したんですけど、これくらいの費用で自社のファンができれば、琉球オフィスサービスさんにとってみれば十分にPayするんじゃないか、と。 藤本社長、すごい!まさに、藤本マジック♪

長年続けているその仕事、存在理由を説明できます?

長年続けているその仕事、存在理由を説明できます?

設立して何年も経った会社には、昔から引き継がれている仕事がいくつもあるはずです。 退職者から引き継がれる、人事異動の際に引き継がれる、などして何年も続いてきた仕事が。 でも、なぜその仕事が存在するのか理由を説明できますか? その仕事が始まってから何年も経ったいまの会社の状況でも必要なものですか? 創業20年を超える沖縄県内の小売業さん。閉店後のレジ締めにとても時間がかかっていました。 とある項目の集計に30分も費やしていたことが原因です。 それは20年以上も続いている集計項目で、様々な売上分析ができるPOSレジが導入されているにも関わらず、その集計だけがPOSレジではできず、電卓で集計していたんです。 なぜその集計項目が必要なのかその理由を探っていくと... 先代の経営者が創業後しばらくしてその項目の集計を命じて毎日報告させていたものの、その後の経営環境の変化で必要性がどんどん薄れ、二代目にバトンタッチされた現在では完全に不要な集計項目だとわかりました。 速攻で二代目から先代にお伺いを立て、了解をもらった上で、即日その集計は廃止しました。 おかげで毎日のレジ締めが早く終わり、従業員も集計のための残業をせずに早く帰れるようになりました。 社歴の長い会社の経営者さん、特に先代から経営のバトンタッチを済ませている企業さんは、昔からある仕事がいまも必要かどうかチェックするとともに、仕事を引き継ぐときはその仕事が必要な理由についても引き継ぐようにしてはどうでしょうか。

え〜っ? 経営者なら朝令暮改があたりまえ!?

え〜っ? 経営者なら朝令暮改があたりまえ!?

先月、今月と、(株)ZOZOが運営するZOZOTOWNでサービス終了が相次いでいますね。 昨年2月にスタートした、ZOZOおまかせ定期便。ZOZOのスタッフがスタイリングしたコーディネート商品を定期的に5~10点送るサービスでしたが、既存会員を取り込めず今年4月にサービスを終了しました。 昨年12月にスタートした、ZOZOARIGATOメンバーシップ。ZOZOTOWNの商品が10%割引で購入できるという有料サービスでしたが、出店者側の離反を招き、今年5月末日でサービスを終了することになりました。 マスコミでは視聴者・読者に否定的な印象を持たせる報道のされ方が多いですね。 サービス開始から終了の発表までの期間はおまかせ定期便:11ヶ月ARIGATOメンバーシップ:4ヶ月 オーナー社長だからこその決断の速さと評価することもできます。 これが大企業だったら、メンツやシガラミにとらわれてズルズルと続け、傷口を広げたんじゃないでしょうか。 マズイ!、間違えた!と判断したらサッとやめる。オーナー経営者の強みともいえます。 決断のサイクルを早めれば、朝出した指示をその日一日様子を見て、夕方には撤回なんてこともありえるでしょう。まさに朝令暮改。 ただし、ここで注意してほしいのは2つ。まず、撤回するときは、その理由を必ず従業員さんに説明してください。「やってみたけど、費用がかかりすぎるから」「思ったほどお客さんの反応がよくない」とか。 もう一つは、こちらのほうが重要なんですが「ブレないこと」 下した決定が、経営理念、ビジョン、目標など、ふだんから従業員さんやお客さんに説明している会社の方針に反していないかということです。 これをお読みのオーナー経営者さんは、この2つが大事なことは、痛いほどおわかりですよね。 まとめると、・間違ったと思ったら決断は早く。朝令暮改もOK!・ただし、決断理由は説明すること。・決断がブレないこと。です。

商業登記、ひとりでできるもん!

商業登記、ひとりでできるもん!

GWが明けて、ニュースでは大手企業の決算発表が続きましたね。みなさんの中にも3月決算の会社さんは、そろそろ決算が固まったのではないでしょうか。 決算が出れば定時総会ですが、役員さんの任期のご確認もお忘れなく。役員さんの任期は、任期が終了した後の定時総会までです。役員さんの任期が満了し、引き続き役員を続ける場合(重任)でも登記が必要ですよね。 あと、新年度から新たな事業を始めようとしている場合も、定款の確認をお忘れなく。新規事業で補助金を申請したときなどに、定款の提示を求められ、「その事業は会社の目的にはないですね」ってことで却下されるなんてこと、ホントにあるんです。 「登記かぁ、また余計な費用がかかる〜」って思いますよね。 ちょっと待って。 登記は自分でできます。かかる費用は印紙代のみ。 牧野はこれまでに・本店移転・役員の重任・役員の辞任及び就任・目的の変更・募集株式の発行・資本金の変更の登記を自分でやりました。 最近では、発起人の一人となり、一般社団法人の設立手続きもやりました。 登記の手続きはとってもシンプルです。 今日は、商業登記を自分でやってみた体験記です。司法書士さんにはナイショですよ。 それでは...... 法務局のホームページに、登記に必要な書類のフォームとその記載例があります。コレをダウンロードして、記載例をまねして作って、法務局へ持っていくだけです。 Wordのフォームもダウンロードできるようになっていますのでパソコンでやれば楽ちんです。 ホント、それだけです。 法務局が作った記載例をまねて作成した書類なのですから、自信をもって法務局へ持って行ってください。 書類が足りないとか、書類の外見上の不備がなければ受理されます。 「それでも、間違いがあったらどうしよう?」って心配になりますよね。 大丈夫。 間違いがあれば、法務局から「間違いがあるから修正が必要です」って電話がきます。 そうしたら法務局へ行って、間違っているところを教えてもらって修正すればOK。(印鑑は持っていってください) 怒られることはありません。 修正量が多く、差し替えた方が早い場合には、差し替え版を作って持っていくだけです。 一度やってみると、「なぁ〜んだ。これだけのことなの!」と思えてきますよ。 すべてこのサイトを見てやりましたので、チャレンジしてみようという方はぜひ。▼法務局 商業・法人登記申請手続http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/touki2.html ここで一つ、たいせつな注意! 社長を含めた役員さんあるいは従業員さんが書類を作って登記申請するのは問題ありません。しかし、上記のホームページを見てみて「やっぱり、専門の人にお願いしよう」という場合は、必ず、司法書士さんに依頼してください。 司法書士さん以外の人が登記書類の作成代行・代理申請をするのは違法(司法書士法違反)です。税理士さんや行政書士さんであっても違法です。ご注意を。

お客様に来店いただくには、まず基本から

お客様に来店いただくには、まず基本から

連休が明け、昨日から営業という方も多いのではないでしょうか。今日は営業日、営業時間のお話です。 特に飲食・小売・サービス業にとっては営業日、営業時間の確定は必須ですよね。臨時に休むことが前もってわかっていれば周知期間をおいた事前告知も必要です。 学生時代、毎日通っていた、というより入り浸っていた喫茶店がありました。開店時にコーヒーを一杯注文して、途中で「授業行ってきます」とか「パチンコ行ってきます」とか、はたまた「食事行ってきます」や「バイト行ってきます」まで。これだけ出入りを繰り返しても、席につくとお水だけは出してもらえて、閉店まで過ごし、お会計は朝注文したコーヒー1杯分だけ。ここのマスターとママさんには本当にお世話になりました。 毎日通えたのは年中無休だから。営業時間は朝10時〜夜10時。 「なぜ年中無休なんですか?」ってマスターに聞いたことがあります。 マスターからの答えは、「定休日といえども休みを作るとするでしょ。そうすると、常連のお客さんが定休日を忘れてお店まで来しまったりすると、それをきっかけに来なくなるかもしれない。それは新規のお客さんも同じ。定休日の札を下げておいても、お店の前まで来て休みだったという経験があるとその記憶が残っていて、また休みだったらいやだからとウチを選んでもらえなくなる。」というものでした。 以前、那覇の西町にある事務所で仕事をしていたことがあります。旭橋駅前の琉銀の裏に中華料理屋さんが開店したので、中華料理好きの私はお昼に利用するようになりました。 が、西町から炎天下の中、トコトコと歩いていくと、ナント!休み!臨時休業の張り紙もなし!ってことが何度かありました。 いくら中華料理が好きでも「この暑さの中、歩いて行ってもまた休みだったら・・・」ってなりますよね。 このとき、学生時代のあのマスターの言葉を思い出しました。 この中華料理屋は開店後半年ほどで閉店していました。 GW中に、ご近所さんと一緒に地元のドライブインで飲んでいたら、「あの店、行っても休みってことがあるから行かない」「ああ、オレも。こっちの店もそういうことがあるんだよな」っていう情報交換の場となりました。 そうしたお店に行かないない理由を聞いてみると、「行ってみたけど、休みだったことが何度かあるから」ということなんですが、共通して言えることは「営業日、営業時間がわからない」です。 もう、おわかりですね。飲食・小売・サービス業が営業し続けるためには・営業日、営業時間をキチンと決める・それをお客様にはっきりわかるようにするの2つ。まずは徹底しましょう。