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まずはじめに○○ありき。

まずはじめに○○ありき。

聖書ではないですが「まず始めに補助金ありき」としか思えない相談がちょくちょくあります。 「うちの事務所、入り口に看板がなくて。作りたいけど補助金もらえる?」「どんな看板だったらもらえるの?」「ダメ?チラシだったら補助金もらえる?」 こんな調子です。補助金をもらうといっても、自己負担があるんですけどね。それならばなおのこと、自社にとっていま何が必要かをちゃんと考えて、身銭を切ってはどうでしょう。 先日は、 ・今月末で決算だが黒字になる。いまから黒字を減らすにはどうしたらいいか?・新規事業を始めるけど、別会社にしたほうが税金的に有利なのか?・現在2期目で消費税の免税事業者だったけど、来月から3期目に入り、課税対象業者になる。今月末で一旦会社をたたんで、来月1日から新しい会社を立ち上げたほうがいいのか? なんて人が来て… 顧問税理士さんもついているというのですから、唖然としてしまいました。 さすがに呆れて「厳しいこと言いますけど、節税と経営は全くの別物ですよ。節税のために経営してるわけじゃないですよね」って。 窓口に来られたのは社長の奥さんなのですが、節税を優先したときの弊害などいろいろ諭すように話をしたところ理解いただけたようで「ありがとうございました!次は主人も連れてきます!」と言って笑顔で帰っていかれました。 誰しも「得したい」との思いは持っていることでしょう。でも、事業をしているのでしたら「得」の優先順位があるはずです。補助金や節税が最優先ではないはずです。 あなたにとっての「得」の優先順位はありますか?

壁打ちしてますか?

壁打ちしてますか?

おとといは朝からお昼までずっと、壁打ちしてました。壁打ち、といってもテニスじゃないですよ。 現在、ホームページを制作中なのですが、制作会社の社長さんとホームページの内容をあーでもない、こーでもないと話し合っていました。 この社長さんには、これまでにも何度か、「お客さんとこんなことがあったんですよね〜」「以前はこんなふうに考えてたんですよね〜」みたいな感じでウダウダ話すのを聞いてもらってました。 この制作会社の社長さんとのウダウダ話、いいんですよ。私の話を聞き手が上手く打ち返してくれると、だんだんと自分の考えがまとまってくるんです。 この社長の他にも、2年前からお世話になっていて、毎月1〜2回ほどのペースで私の壁打ち相手をしていただいてるお二人がいます。 TEORI WORKS OKINAWAの宮城麻里江さん。このお客さんは私を上手く壁打ちに使う人です。本人は意識してないでしょうけど。 コロナの影響を受け始めて、彼女から打ち合わせをしたいと伝えてきたときのChatworkのやり取りです。 麻:色々と相談したいこと盛り沢山です。  よろしくお願い致します!牧:盛り沢山!?  ドキドキ。麻:相談したいことはあるけど  整理出来ていないので、  牧野さんに聞いてもらって  問題点を洗い出してもらいたいです!  よろしくお願いしますm(__)m牧:そういうことなら、まっかせなさいっ! こんな感じです。 心配ごとや気になっていること、考えてること、思いついたことを麻里江さんがつらつら話し、牧野が壁として打ち返して整理していく、いつもそんな感じです。 あなたにとって壁打ちする相手、いますか?

自社を客観的に見ていますか?

自社を客観的に見ていますか?

みなさん、週末はいかが過ごされましたか?私は、琉球フィルハーモニックさんのお計らいで、11月29日(日)開催「美らサウンズコンサート2020」の前日リハーサルを見学させていただきました。オーケストラのリハーサルを生で見るなんて滅多にない機会です。代表の上原さんに質問しながら、興味深くというか興奮気味に拝見しました。中学時代の音楽の先生のせいで「音が苦」になってしまった私ですが、クラッシック音楽にちょっと興味が持てたので、帰ったらすぐにAmazon Musicでリハーサルしてた曲を聞いてみました。はい、すぐ調子に乗ります。 私が相談員を務める地元商工会の経営相談窓口にいらっしゃった島バナナの生産販売事業者さんによる店頭販売があったので、先日行ってきました。 この事業者さんは、今年本格的に事業を開始したのですが、5月にツイッターを始めてすでに2000以上のフォローワーを集めており(スゴっ)、最近はじめたInstagramでも週に50ペースでフォローワーが増えています(マジっ?)。そこから通販サイトへ誘導して販売をジワジワと伸ばしているという、まさにインターネットマーケティングの教科書的な事業者さんです。実店舗も一店のみで販売していますが、出荷するたびに売り切れるほどの人気。 商工会へ来たときの相談は当時の通販サイトが抱える問題についてでしたが、お話を聞いて状況を整理したら、原因がシンプルで簡単にすぐ解決できるものでした。 さて、お店に行ってみたら、経営相談窓口に来てくれた他の事業者さんや、女性の起業支援をされている方もいて、みんなで島バナナの話題でガヤガヤ。 すると、島バナナの事業者さんから「牧野さん、あとどこを直せばいいですか?」という質問。 これを聞いていた私も含めたみんなの反応は、「え”ーっ!?」 島バナナさん曰く「いや、ウチにはたいして強みもないし、問題点ばかりだから」 これまたみんなで「え”ーっ!?」 私からは、「ナニ言ってんの!?いまは上手くいってるでしょ!変にイジらないほうがいいよ」これには、女性の起業支援をされている方も深く頷く同意見。若い同世代の事業者さんからは、「ウチなんかと比べて羨ましすぎる状況なのにっ」 この島バナナ事業者さん、とても謙虚な人なので現状になかなか満足できないのでしょうが、自社の状況や強みというものを自分で客観的に把握するのは難しいという点では、典型的な例でしょう。 みなさんは、自社の状況、自社の強みを客観的に把握できてますか?

成果を上げるための秘訣

成果を上げるための秘訣

成果を上げるための秘訣を1つ挙げるならば、それは集中である。成果をあげる者は最も重要なことからはじめ、しかも1度に1つのことしか行わない。  「経営者の条件」ピーター・ドラッカー キャー、耳が痛いです! 「最も重要なこと」って時間がかかったり、難しかったり、大変だったりするのはもちろん、何より苦手だったり嫌いなことが多く、後回しにしちゃうことってよくありません?だから目の前にある、すぐにできる得意で好きけど重要でないことに先に取り掛かってしまう… しかも、一つのことを終わらせてから次のことに取りかかればいいものを、途中で切り上げてついつい他のことに手を出してしまう… はい、私の日常です ^^;みなさん、気をつけましょう。

僕、満足、いっぱいしてますから

僕、満足、いっぱいしてますから

イチローというと、ストイックなイメージがつきまといます。 僕、満足、いっぱいしてますから 日米通算4000本安打を達成したときに記者からの「他の選手は日々、どこかで満足してしまっているようなところがある。(イチローには)それがないから、ここまで来られたのか?」との問いに対して発したこの言葉が今日のタイトルです。 今日だって、ものすごい満足してるし。いや、それを重ねないと僕はダメだと思うんですよね。満足してたらそれで終わりだと言いますが、とても弱い人の発想ですよね。僕は満足を重ねないと次が生まれないと思っているので、ものすごいちっちゃなことでも満足するし、達成感もときには覚える。でも、それを感じることによって、次が生まれてくるんですよね。意図的に、こんなことで満足しちゃいけない、まだまだだと言い聞かせている人は、シンドいですよ。じゃぁ、何を目標にしたらいいんですか?嬉しかったら喜べばいいんですよ、というのが僕の考え方ですけどね イチローの言葉には余計な解説は不要ですね。みなさんそれぞれの自分なりに味わいましょう。 私はというと、最近、自分の歩みの遅さに焦りを感じたり落ち込んだりしていたので、これを読んで「大丈夫。自分はちゃんと進んでる。」って思い直せました。