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これまでは当然だったが、いまは違う

これまでは当然だったが、いまは違う

日本は原料を輸入して、生産した工業製品を輸出して稼いでいる国だと小学校の頃から習ってきました。だから為替レートが円安になると「円安を好感した株式市場では前日の終値に比べて日経平均株価がxx円上昇し・・・」ってニュースが流れます。 ところが、円安を喜んでいられない国になってきたのではないかと、11月15日付の日本経済新聞が報じています。 製造業では生産拠点の海外への移転が進み海外生産比率は20%を超えて30年前の10倍になっており、輸出する製品は価格競争を避けて付加価値の高い製品にシフトしているので、近年では円安になったからといって輸出が大きく増えるわけではないようです。 逆に、スマートフォンに代表されるように、現在は輸入の存在感が高まっており、原発の運転停止に伴い液化天然ガス(LNG)の輸入が増えて2011年には31年ぶりに貿易収支が赤字になりました。燃料の輸入が増加しているところへの円安は、コスト増となって日本経済に負担となってきているそうです。 このように、為替レートの変化が日本経済に与える影響の実態は、これまで常識と考えられていたものとは逆になっている恐れがありそうですね。 状況変化の激しい近年では、これまで当然だったことが、実はすでに違ったものになっている、なんてことが他にもあるかもしれませんね。

マーケティングでついつい手を出してしまう麻薬

マーケティングでついつい手を出してしまう麻薬

Cafe やぶさちの社長 大城直輝さんのサンエー時代のエピソードについて書いた先日のメルマガ(タイトルは「リーダーにとって最も大切な仕事」)に対して、読者の方から感想をいただきました。沖縄県内の公共交通機関で広報部長を務める神山さんからです。 牧野さん 下記、まさに仰ることが身に沁みました。権限移譲も業務の円滑な遂行に必要ですが、管下社員がミス・課題を「言いやすい」環境を作ることも、非常に大切なことだと。自省も込めて振りかえってみようと思います。                         神山 拝 神山さん、ありがとうございます!こういうご感想いただくと「書き続けよう」という力が湧いてきます。さて、これに気を良くして今日もCafe やぶさちの社長 大城直輝さんのサンエー時代のエピソードから。 ある店舗のヤングカジュアル部門の責任者をしていた大城さんがお店に出ていると、お客様の「あっ、安くなってる!」の声を耳にします。おそらく、すでにお買い求めの商品なんでしょうね。ご自分が買ったときの値段よりも安くなっていることを知って思わず口にしてしまったのでしょう。 これを聞いた大城さんは、お客様に申し訳ないことをしたと心を痛め、それ以降はできるかぎり定価で販売することを決意します。 値引き販売が当たり前の量販店での定価販売です。かなりの工夫と苦労があったことでしょう。その甲斐あって、その店舗へ異動後たった6ヶ月で粗利率で部門記録を塗り替え、粗利額でも同部門の全社の粗利の4分の1を大城さんが責任者を務める1店舗で稼ぎ出したそうです。 マーケティングの手法として「値引き」は一番簡単で一番効果が出やすい方法です。麻薬のようについつい手を出してしまいます。けれども原価は変わらないですから粗利の低下として現れてきます。 他店では売れ残ってしまい、ついつい「値引き」という麻薬に手を出して販売していた商品を大城さんが引き取って、定価で販売することまでやってのけたそうです。粗利で他店を上回るのは、当然ですね。 大城さんは値引きをせずに定価で売るために「商品の価値をきちんと伝える」ことに取り組みました。量販店のフロアの一角ですから、かなりの工夫が必要だと思うのですが、「前任の店と違い、当時その店は地域一番店だったのでお客様はたくさん来た。だから、販売についてそれまでにコツコツ学んだことをそのままやるだけで結果がついてきた」と言っています。 あなたは麻薬に手を出さず、商品・サービスの価値をきちんと伝えていますか?

待てるか。待てずに挫折するか。

待てるか。待てずに挫折するか。

努力が効果をあらわすまでには時間がかかる。多くの人はそれまでに飽き、迷い、挫折する。ヘンリー・フォード ついつい即効性のあるものを期待してしまいがちですが、急激なダイエットがリバウンドしてしまう(どころか健康を害する恐れもあります)ように、即効性のあるものほどその効果は長続きしないのではないでしょうか。一方、地道に努力して体質を改善した体は簡単にはリバウンドしませんよね。 経営の体質改善も同じじゃないかと。 やっぱり確実なのは地道な努力。そして、効果が出るまでじっと待てるか、待てずに挫折するか。だから、先日もご紹介したこの一言。 才能とは、努力を継続できる力羽生善治

経営の専門家が教える!自分にピッタリの「経営の専門家」に出会うには

経営の専門家が教える!自分にピッタリの「経営の専門家」に出会うには

https://youtu.be/w-tKiXUEFmU 金城プロモーションの金城昌之さんによる牧野の紹介動画もこれで5本目。最終回となりました。 これまでの4本の対談で「今日から売上が上がる気しかしない」という金城さんですが、さて最終回では・・・・セミナーに参加して「自分でもやれる!」とやる気になって帰るけれど・・・・事業にとって大切なことは、地味でコツコツ・実際にやってみるとシンドい。そんなときは・・・・当事者が一番客観的になれない!?・牧野が自信と長い経験のある分野とは?・大切なのに地味な分野だから、質問されたことがない?・経営の専門家は敷居が高い?料金も高い?

一番乗りが独り占め?

一番乗りが独り占め?

今日も「がっちりマンデー」ネタです(笑)。テーマは「不毛の地ビジネス」。2016年に吉野家が佐渡島に進出したことを取り上げていました。 離島は外食チェーンにとっては「不毛の地」といわれているそうです。特に24時間営業の飲食店にはとても厳しいビジネス環境と言われているにもかかわらず、吉野家佐渡佐和田店の年商は9,000万円。新潟県内の吉野家全14店舗中、第3位の売上です。大成功。 ならば、すき家、松屋のどちらかが進出しても良さそうですが、3年経とうとしているのにまだ進出していません。もう無理だと諦めているのではないでしょうか。なぜか... 牛丼チェーン店は本州では人口2〜3万人に1店舗の割合だとのこと。佐渡島の人口は約5万7千人。もう1店舗出せるかどうかギリギリというところですが、他社は出店の余地がないと見ているのではないでしょうか。 離島へは食材の輸送コストもかかりますし、大学や専門学校がないので24時間営業で頼りにする学生アルバイトもいない。追加コストがかかる上に店舗を維持するのが難しいというのに、さらにお客を奪い合うことで吉野家の現在の売上を分け合う程度の売上しか上げられなければ、出店の初期費用を回収することもままならない、というリスクを避けたのではないでしょうか。 吉野家は2年前に宮古島にも出店したそうですが、宮古島市も人口が約5万5千人。吉野家にとっては5万人を超えるぐらいの離島が、1番乗りできれば競合も進出できず、市場を独り占めできるというヨミなんでしょうかね。 一番乗りが先行者利益どころか独り占めできるとなれば、5万人超の人口がある離島では牛丼チェーンの出店競争が始まっているのかもしれませんね。