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民間英語試験導入見送りにみる手段の目的化

民間英語試験導入見送りにみる手段の目的化

大学入学共通テストへの英語民間試験導入がドタンバで見送られたというニュースがありました。 受験機会の公平性と成績評価の客観性の観点から、当初より問題点が指摘されていたにもかかわらず、ギリギリまで受験生を巻き込んで導入に突き進んできてしまいました。 文部科学省のこうした行動の背景について、11月2日付けの日本経済新聞朝刊では以下のように報じています。 同省が実施にこだわったのは、民間試験が大学入試改革の残り少ない目玉だったからだ。政府の教育再生実行会議や中央教育審議会が提言した項目のうち、共通試験の年複数回実施や、高校生の基礎学力テストの導入構想は高校側の反対などで後退。「英語民間試験と共通テストでの記述式問題の導入くらいしか残っていない」(同省幹部)状態で、民間試験の見送りは自らのメンツがつぶれることを意味した。 私がセミナーなどでお話している、計画の実行中にありがちな「手段の目的化」が起こったのではないでしょうか。 本来は大学入試の改革が目的だったはずです。日本の将来にとって必要な教育とは何か。そのために子どもたちが学ぶべきものは何か。であれば、試験はどのようなものであるべきか、が議論されたはずです。さらに試験であれば、当然のことながらその方法において機会の公平性と評価の客観性が担保されているかどうかも当然のことながら議論されなければならなかったはずです。 しかしながら、試験方法として当然備わっていなければならない公平性と客観性に疑問を持つ声が当初よリ現場から噴出していたにもかかわらず、試験実施の直前まで突き進んでしまったのは、文科省が「民間試験導入ありき」で突き進んできたとの批判を受けても仕方がないのではないでしょうか。 まさに「手段の目的化」ですね。

中小企業のホームページはお客さんの〇〇材料

中小企業のホームページはお客さんの〇〇材料

こんにちは。 社長、その悩み、誰に相談します?税理士さん? 司法書士さん? 弁護士さん? 販促コンサルタント?まずは経営の専門家にまっかせなさいっ!社長向けの相談に強い経営の専門家、伴走舎 牧野です。 先日、車のタイヤ交換をしました。地元商工会の事務局長が安いタイヤに交換したというので、聞いてみると最近まで途上国だった国のメーカー製で輸入品。見積りをお願いしたところ、かなり安い。商工会に入会したばかりの事業者さんが取り扱っているということで、理事としては「では注文お願いします」といったものの、ちょっと不安でした。 事務局長からは「ちゃんと走れますよ」との返事。 そりゃそうですよね。 自分で調べてみると、そのメーカーの日本法人には豊田通商が49%出資していた。まさかトヨタブランドに傷がつくような出資はやんないでしょ、と、ひと安心。 でも、他の理事さんたちから「日本メーカーじゃないんでしょ、欧米のメーカーでもないんでしょ、ホントに大丈夫なの?」と言われまくり、ふたたび疑心暗鬼に。 もう一度調べてみると、何とまあスゴイ。・75年の歴史を持つメーカー・世界初のフルオートメーションによる製造を実現・ポルシェ、フォルクスワーゲンをはじめ世界17の自動車メーカーに標準タイヤとして採用・日本では2017年モデルのポルシェ・カイエンに正式採用 事務局長に教えてあげると「これからは逆に自慢しなきゃですね」 ・・・ このエピソードから何を学べるか。 そのタイヤメーカーは日本では一般には殆ど知られていない、いってみれば中小企業。私がそのメーカーについて調べたのはホームページ。事務局長はホームページがあることさえ調べていない。 つまりどういうことかというと... 中小企業のホームページは見ない人は見ない。だから、アクセス数が少なくても気にしちゃいけない。 でも、調べる人はめちゃくちゃよく見る。なぜか。 それは、安心するために。 自分でも普段インターネットを利用していて心当たりないですか? ホームページには、お客さんを安心させる材料を①たくさん、②詳しく、③正確に。

経営の専門家が伝えたい!「失敗しないビジネスプラン」の考え方

経営の専門家が伝えたい!「失敗しないビジネスプラン」の考え方

https://youtu.be/ISX_iZxyMdg 金城プロモーションの 金城 昌之 (Kinjo Masayuki) さんによる牧野の紹介動画第3弾!・起業時は専門家のアドバイスは必要ない!?・経営が苦しくなってから必要性に気づく。・正確な数字が必要という誤解。・儲かるか儲からないかのアタリはつけよう。・経営はつまらないテーマ?・成功者は事業計画を作ってない!? 金城昌之さん:沖縄県指定無形文化財びん型技能保持者 金城昌太郎氏の長男。父の作ったびん型をひろく知ってもらおうと、脱サラして「金城昌太郎びんがた工房」をはじめとする企業のプロモーションを行っている。

才能とは、努力を継続できる力

才能とは、努力を継続できる力

こんにちは。社長さん向けの相談をお受けしている経営の専門家、伴走舎 牧野です。 才能とは、努力を継続できる力 牧野が尊敬するアスリート(?)、棋士 羽生善治九段の言葉です。 一流の素質は「好き」と「努力し続けられる」こと これは、羽生善治と盤上で数々の死闘を繰り広げた棋士 谷川浩司九段の言葉です。 ともに棋士という「勝負」を仕事にする二人が、才能や素質について「努力」と「継続」を掲げているのは奇遇でしょうか。 日々の努力に裏付けされた自信がなければ、勝負の場に臨めないからではないか、また、勝負の場で最後の最後で頼りになるのは日々の努力で蓄えた地力だからなのではないか、とも思います。 数年前、プロ棋士生活30年を超えた羽生善治九段がテレビ番組に出演したときのインタビューに答えていました。 若い頃の対局では、それこそすべての手筋を読み切るぐらいのことをしていたそうです。もう力技ですね。しかし、年齢を重ねるうちにそんな力も衰えてくるので、「なんとなく」から打ち手を決めるようになったんだそうです。 この「なんとなく」ですが、本人の解説によれば、「これがいいんじゃないか」とぱっと頭に浮かんでくるそうで、これまで積み重ねた経験からそんなアタリがついて、それ以外を排除して読む手筋を減らしているんだそうです。まさに、プロ生活30年を超える経験と日々の努力の賜物ですね。 若いときは体力にモノをいわせてガンガン行けたけど、歳をとってそんな無理もきかなくなってくると、これまでの蓄積がモノをいうんだなぁと、牧野はいまさらながらの「後悔先に立たず」です。 現在は無冠の羽生九段となってしまいましたが、永世七冠達成の裏に「なんとなく」あり、「なんとなく」の裏に「努力」と「継続」あり、です。

理由がわかんな〜い!は強み

理由がわかんな〜い!は強み

以前ご紹介した、従業員の定着率が高い土木関連の事業者さん。同業他社は従業員の定着率が低いために受注した仕事を外注で回す会社が多い一方、この会社は自社の従業員による内製化率が高いため、サービスの品質が高く維持できているので顧客満足度が高いということでした。 まさに、この会社の強みですよね。 では、この従業員の定着率の高さはどこから来るのか、従業員さんに聞いてみると・・・・社長が社員のことを大切にしてくれているのが感じられる・社内の風通しがよく、社長に意見を言いやすい・また、社長が意見をちゃんと聞いてくれる・社員同士の雰囲気もいい どれも客観性や論理性に乏しく、さらに「そう感じるのはどうして?」と質問してみると「え〜と・・・」と理由が人によって様々です。これが他社にはマネが難しいということにつながります。 「同業他社はみんな定着率が低いけれども、ウチは定着率が高い」のように会社の強みは他にはないものでなければ強みにはなりません。 この会社は創業して半世紀近くになりますが、この間に様々な出来事があって、それが重なり合って今の社風が出来上がってきました。・外から見て、どうしてその強みが生まれたのかわかりにくい。・これまでの会社の歴史の中から生まれてきた。・様々な出来事が重なり合って生まれたたために、理由がよくわからない。こうした他社が簡単にはマネができない、というのも強みの条件です。 もう一度おさらいします。・他にはあって、ウチにはある・会社の歴史から生まれた、あるいは、なんだか知らないけどそうなってるというのがそろうと、他社にはマネのできない強みとなります。