2019.10.10
在庫、ダブついてませんか?
小売、飲食、卸売、製造など、在庫を持たなければならない事業はたくさんありますね。サービス業でさえ、在庫を必要とするケースもあります。商売にとって在庫はつきものと言えますね。 とはいえ、在庫を持つとそれだけ運転資金が増すため、できるだけ少なくしておきたいものです。しかしながら、欠品して販売機会を逃すのを避けるため、在庫はついつい多めに持ってしまっているのではないでしょうか。 在庫を何ヶ月分(何日分)持っているのかご存知ですか?それを知ることができるのが「棚卸資産回転期間」といって、在庫が滞留している期間を表しています。 棚卸資産回転期間(月) = 棚卸資産 ÷ (年間売上高 ÷ 12) 例えば、計算結果が1.5となった場合、平均して1ヶ月半分の在庫を持って事業を行っているということになります。 ただ、棚卸資産は原価ですから、対応する分母は売上原価が適切ともいえます。 棚卸資産回転期間(月) = 棚卸資産 ÷ (年間売上原価 ÷ 12) 計算結果が1未満の場合は、日数を計算したほうがいいでしょうから、上記の式の12を365にしてやれば、在庫が滞留している日数が求められます。 さあ、ご自分の事業の在庫、チェックしてみましょう。