2019.04.08
裸の王様が治める国に共通する悲しい結末
ちょっと暗いタイトルですいません。 裸の王様になってしまう人の共通点について先日書きました。 悪い情報を拒絶すること、でしたね。 下から上がってくる悪い情報を聞いても叱責するだけで、原因を探って対策を立てようとはせず、原因についての部下からの説明を言い訳と受け取る。 それを繰り返していくうちに部下から悪い情報は上がらなくなり、裸の王様になっていく... 社長が裸の王様になる過程はこんな感じでした。 社長が裸の王様になってしまうと、社長の周りの直属の部下たちはイエスマンにならざるを得ず、悪い情報は握りつぶし始めます。 そうすると次第に、イエスマンたちは悪い情報を上げてくる自分の部下を厄介者扱いするようになります。 悪い情報上げていた部下も厄介者扱いされているうちに次第にイエスマンになって、悪い情報を握りつぶして上司に上げなくなっていきます。 大きな組織になれば、この連鎖が下の階層へ、またさらに下へ、と繰り返され、組織全体に広がります。 こうなってしまった組織の状態をひとことで何と言うでしょうか? そう、隠蔽体質、です。 隠蔽体質の組織といえども、現場で発生している悪いことを隠し続けられるものではありません。 いずれは露見して世間を騒がせる不祥事になります。 最悪の場合、隠し続けた製品の欠陥が尊い人の命を人を奪ってしまいます。 だから社長、本当に気をつけてください。絶えず自分をチェックしてください。 できれば、客観的に判断して、社長にとって厳しいことでも指摘してくれるそんな人がいればベストです。